コーヒー豆・モカについて

皆さん　コーヒーが穀物だという事は知ってらっしゃいますよね。
したがって出来不出来があります。そして、同じ銘柄であってもいろいろなランクがあります。また、その国のどこで収穫されたかという点でも味も値段も違ってきます。

価格だけ考えて安くしようと思えばできます。しかし、味の方はというと　どうでしょう？
基本的に日本に輸入されている豆は品質のよい豆が多いです。しかし、缶 コーヒーやインスタントコーヒーに適している豆は安くて品質もあまりよくありません。コンコードでは、レギュラーコーヒーとして使える豆の中でもよい物を選び、テストローストしてO.K.だったコーヒーをお店に出しています。

その中で　モカ・マタリを紹介します。
コーヒーといえば『モカ』とでてくる通り、代表的な豆です。しかし、これ程好き嫌いの激しい豆はないと思います。それだけ個性的だからです。

コンコードで 今 扱っているモカ・マタリは、甘い香りとなんともいえない酸味が特徴です。（古くなったすっぱみとは明らかに違います。皆さんこの違いを知らないで「モカが嫌い！」という方も多くいます。）この味を保つには、焙煎も大切ですが、その後のハンドピック！　これをしないと店頭には出せません。不良豆のなんと多い事。良い生豆を選んでいるコンコードですがモカ・マタリばかりはハンドピックをしない訳にはいきません。これも最近では少なくなってきている非水洗式だからです。

コンコードの焙煎室には、２つの特注のふるいがあります。このふるいは、ほとんどモカ・マタリのためにあるのです。少量 づつひろげて、不良豆、枯豆、小石などを取り除いていくのです。とても根気のいる仕事です。
モカ・マタリは売れるのは嬉しいけれど、またハンドピックが待っている・・・と思うと複雑な心境になります。しかし、お客様に「このモカ・マタリは最高ネ」という言葉を頂くと、気は抜けません。

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