■今月の特集

～　カプチーノ　～

１９０６年ミラノで催された博覧会で、初登場したメニューである。それまではエスプレッソコーヒーを飲んでいた訳だが、これが実に苦かった。そこで、この会場にマシンが出店され牛乳をマシンのスチームで泡立たせ、コーヒーに加えたのだ。
これがちょうど、カプチン修道僧が着る僧衣と頭巾（カプッチョ）に似ていることから、カプチーノと呼ぶようになった。
アメリカに伝わったこのコーヒーはシナモンパウダーやチョコレートパウダーをふりかけて飲まれている。

コンコードのブラジル豆は、ブラジルのシモサカ農園から直接取り寄せております。
有機栽培コーヒー豆のシモサカは、下坂氏自慢のコーヒー豆です。爽やかなのどごしと、上品な甘味のシモサカを是非ご賞味下さい。シモサカは稀少品です。

写真の左側に写っている方が下坂氏。中央は店主。

下坂氏来店記念写真

材料（一人分）：

コーヒーの粉（深入りで挽き具合は微粉）	４～５ｇ
※出来上がりのエスプレッソコーヒーの量は７０ｃｃです。必ずしもエスプレッソコーヒーでなくとも結構です。
成分無調整の牛乳	６０ｃｃ
シナモンシュガー	少々

材料のコーヒー豆はフレンチまたはイタリアンロースト。
煎りの深いタイプの豆を極細挽きにします。
その粉をエスプレッソマシン（直火タイプ）で抽出します。

作り方

１
牛乳を沸騰させないように弱火でホイッパーを使って泡立てる。
沸騰寸前で火から下ろす。

２
あらかじめたてておいたコーヒーをかるく温めてカップに注ぐ。

３
「１」で泡立てた牛乳を注ぐ。
鍋を傾けると、まず泡立っていない液体の部分が、カップに注がれる。

４
残った泡をスプーンですくい、静かにコーヒーの表面にのせて、仕上げにシナモンシュガーをふる。

カプチーノに関する文章・写真の出典：中央公論社「暮らしの設計１９号」より
転載に快諾いただいた中央公論社の担当様に御礼申し上げます

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