。。。いろいろなことがあるのです。。。
2001年に書いた「店主のひとりごと」です。
2002年の「店主のひとりごと」へ
2000年の「店主のひとりごと」へ
 

《最近の事》

 本当にしばらくぶりの当コーナーです。超多忙なため起稿することができません。12月にはいりニュークロップ(新豆)が出まわりはじめました。今年はどうでしょうか?

 当店では年末恒例のパネトーネがラインナップに加わり、イルミネーションと共にムードを盛り上げています。因に今回はじめて当ビル外壁に簡単な電飾を夜半まで行っております。

 現在は日曜・祝日も営業しているので、(ただし、12:00〜6:00までの営業となります。)多くの方のご来店をお待ちしております。

(2001.12.09.記)topへ戻る

 

《残暑御見舞い申し上げます》

 連日大変な暑さが続いております。当店でもこの季節は本当に辟易しています。
焙煎室の温度はうなぎのぼり、つながっている売り場のドアを開けて冷気をいれようとしていますが一向にままならず、外気ドアより、熱風が入り焙煎機の温度と重なり、かなりの高温となってしまいます。まさにロースト作業という格闘なのでしょうか。
シーズンのアイスコーヒータイプはローストが深いので焙煎直後のコーヒーは白煙が上がり、冷却器(俗称タライ)の中はしばらく大変な状態なのです。
本当にやせる思いで、スタミナが十分ではない自分としては厳しい季節となっております。       
 当コーナー7月は、お休みとなってしまいました。先月中ごろ、ビッグ・ビジネスのオファーがありましたが、当店の焙煎機のキャパシティ及び企業規模ではとうてい対応できるものではありませんでした。いろいろと熟慮したのですが、やはり無理が感じられました。結論的にいうならば「量 は質を凌駕する事は出来ない」からなのです。

*帰省土産に彩の国珈琲物語をお勧めします。上品でまろやかな口当たりのブレンドです。プレミアムコーヒーでブレンドしてあります。

(2001.08.06.記)topへ戻る

           

《生豆輸入数量》

生豆の国別上位10カ国 輸入数量とシェア
       
2000年
全輸入量   381.673トン
(*1955年データー 231.193トン)
  ブラジル
90104
(23.8)
  コロンビア
70450
(18.5)
  インドネシア
69906
(18.3)
  グァテマラ
28060
(7.4)
  エチオピア
26759
(7.0)
  ベトナム
25315
(6.6)
  ホンジュラス
16681
(4.4)
  メキシコ
11279
(3.0)
  タンザニア
8522
(2.2)
10
  コスタリカ
7122
(1.9)

(2001.06.16.記)topへ戻る

 

《真空パックについて》

コーヒー豆の販売をしていると時々お客様から,「こちらのお店では、真空パックして頂けますか?」という質問を頂きます。 現在当店ではそのような事は致しておりません。むしろ、お買い上げの時に袋にピンホールをしております。

焙煎直後のコーヒーはかなりの勢いでガス(二酸化炭素)をだしており、粉にしたものはさらに顕著に密封してもすぐに膨らんでしまうのです。焙煎後48時間で三分の二位 の放出量なので、ロースターなどではガス抜きを行っているところもあるとか・・・

当店でも昔、宅配したお客様から袋が、バーストしていた。とのクレームを受けた事がありました。


以上のことより、煎りたて主義の当店としては真空パックできる状態のコーヒーは販売しておりませんので、真空パックは行っていないのです。


             

(2001.06.16.記)topへ戻る

 

《ちょっと お出かけ》

暖かい日が続く様になりました。気持ちもなごみますね。先日コスタリカの珈琲についてのプレゼンテーションがあり、参加を致しました。大使をはじめコーヒー関係者の熱心なお話でした。

近年、特に昨年度のコスタリカコーヒーの日本への輸出量 は倍増し、日本はアメリカについで、有力なマーケットと注目しているそうです。特に1992年以降エコロジーに力を入れ、中米では逸早く対策を考えたそうです。(コーヒーを精製する時に出る大量 の果皮をそのまま河に放流していたのを改めた。等)

おだやかな酸味を含んだ甘い香りのコスタリカコーヒーは少し高級品ではありますが、いろいろな意味で有望なコーヒーのようです。

コスタリカ大使のお話も聞き、有意義な1日でした。

(2001.03.20.記)topへ戻る

 

《モカ・マタリの話》

世界中で最高品質のコーヒーとの定評を受けている「モカコーヒー」はアラビア半島西南部の山岳(高地)地帯、特にイエメンの狭い地域に生育するコーヒーに限られる名称です。
中でもイエメン/ベニーマタル(バニーマタル)地方の高地(標高1500〜2000m)にある段段畑で栽培されるモカの最高銘柄が「モカマタリ」です。
*アラビカ種という呼称には「アラビア」に由来していると言われるが、イエメンは昔「アラビア」と呼ばれていたから、イエメンがアラビカ種の名付け親ともいえる。

「モカ」は紅海に面したイエメンの小さな港町の名前です。ヨーロッパで最初にコーヒーが売り出されたのは、17世紀中頃のアムステルダムです。ヨーロッパ人はコーヒー豆を大量 に確保するため各々の植民地で栽培を始めました。現在、南アメリカや東南アジアで栽培されているコーヒーの多くはイエメンから運び出されたものなのです。

         最上級   マタリ
          上級    ヤフェイ.ハイミハラジ.アネジ.サナニ.シャルキ
          一般   ハラジ.レミ.ボウライ.シャミ.イエメニ.マイデイ

精選法は今では少なくなった自然乾燥処理法あるいは非水洗式というものです。現在では多くのコーヒーが水洗式(能率的で、きれいに精選できるため)なのです。

サンドライともいわれこの方法は生豆を取り出す際にコーヒーチェリーを天日干しし、十分に乾燥して茶色になったところで脱穀します。ここれで外皮や果 肉がとれて果実の中にある生豆だけが残ります。モカマタリは脱穀の際に石臼をつかうため割れが発生しやすくなり、豆の大きさも小粒で不揃いなことがあるのです。

以上の理由により、当店ではモカ・マタリは特に入念にハンドピックして不良豆・欠点豆及び石屑などを除いております。

   原生種だけがもつモカ臭と野生味ある甘酸っぱいモカ・マタリで
                         アラビアンナイトの夢をみませんか?

(2001.02.27.記)topへ戻る

 

《年頭に思う事》

21世紀がオープンです。本年は4日が仕事始めでしたが、9日頃より本格的になり、正月気分も一掃です。

昨年の11月入荷のカルモシモサカ ニュークロップはその甘い香りで大変好評です。

先日、日本経済新聞の記者の方から取材を受けました。"繁盛店の紹介"ということでしたが、多岐にわたる質問と真摯に内容を確認する態度に大変好感を持ち、1時間の予定が数時間の長丁場になりました。共通 項はコーヒー好きなのでしょう!脱稿がたのしみです。

今回は再び「おいしいコーヒー」について考えを述べてみたい。全くの基本中の基本ではありますが、おいしいコーヒーを選ぶにはどうしたらよいのでしょうか?(好みの問題とは全く違います)

<視覚的に>
  豆粒が大きく膨らんでシワがのびていること
大きさが均一で、色ムラがないこと
<ミルで挽いたとき>
  豆粒が大きく膨らんでシワがのびていること
大きさが均一で、色ムラがないこと
<抽出時>
  ペーパードリップでお湯を注いだ時にフワッと粉が膨れるかどうか。きちんとローストされて、水分が抜けていればきれいな細かい泡が立って、フワッと膨らみます。
<抽出後>
  ローストの度合いや抽出の方法によっても濃度が変わってくるコーヒーですが、おいしいコーヒーは同じ条件で淹れても抽出液が澄んだままなのが特徴です。30分経っても澄んだ色同様に味も変わりません。
<味覚>
そしてよく言われている味覚の種別ですが、酸味はまるで柑橘系のようにさわやかなもので、古いコーヒーに多い、きつくて飲みづらいすっぱさはありません。苦味もやわらかな苦味で、煙臭さやコゲた臭さはありません。やはり古いと旨みが抜けて苦いだけのコーヒーになってしまいます。

ローストする前は輸入されてきたままの生豆の状態であり、これは緑色をしているので通 称「グリーン」と呼ばれています。何度も前述のごとく、この生豆の品質が良くなければいくら工夫してもいい焙煎はできないし、おいしいコーヒーを淹れることは出来ません。

生豆は通常、収穫から2ヶ月ぐらい後に日本に入ってきますが、この当年物をニュークロップ(New Crop)1年経った物をパストクロップ(Past Crop)と呼びます。特に長期にわたって寝かせた物はオールドクロップ(Old Crop)と呼ぶ事もあります。新しい豆ほど濃い緑色です。

コーヒー豆は農産物であり、鮮度は味に影響します。新しいとそれぞれの銘柄の豆が持つ個性が鮮明で、パンチがあり、お米にたとえると新米といえます。長期間寝かせるに従い乾燥していき本来の味は薄れていきます。

この生豆の鮮度と味の関係をふまえて、粒の大きさが揃っている生豆、品種にもよりますが、粒が大きい生豆、色ムラがない生豆を選ぶのがよいのです。

(2001.01.18.記) topへ戻る


コーヒー豆 当社沿革
ご注文方法
フォームへ
所在地
コーヒーブレイク 訪問販売法による
表示
店主のひとりごと トップページへ戻る

さいたま市浦和区北浦和3-8-6 TEL/FAX 048-831-8827

copyright (c) CONCORD 1997